
NURO光を導入しようと申し込んだのに、「管理会社から工事の許可が下りなかった…」という声は意外と多いもの。
特に集合住宅では、建物の構造や美観に関わるため、管理会社やオーナーの承諾が必要になるケースがあります。
しかし、最初に「ダメ」と言われても、状況によっては再交渉で許可が下りることもあります。
この記事では、管理会社にNURO光の工事を認められない場合の対処法や、再申請で許可が出た例も含めて詳しく解説します。
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管理会社が工事を認めない主な理由
管理会社がNURO光の工事を拒否する理由には、いくつかのパターンがあります。
- 建物の外壁や共有部に穴を開ける工事が必要になる
- 外観や配線の見た目を気にしている
- すでに他社の光回線設備が導入されており、工事が煩雑になる
- 建物の構造上、追加の配管が難しい
特に「壁へのネジ留めはNG」というケースが多く、これを理由に工事が認められないことがあります。
壁へのネジ留めが認められない場合の対処法
壁へのネジ留めが認められない場合は、以下のような代替工法を相談してみましょう。
【対処法①】両面テープや既存配管を利用する施工方法に変更する
最近では、NURO光の工事でも壁に穴を開けずに配線できる方法が増えています。
たとえば、壁面固定が必要な部分を強力な両面テープや結束バンドで代替したり、建物内にすでにある既存の電話線や電気配管を流用することで、外壁への施工を最小限に抑えられます。
これにより、
- 建物の外観を損なわない
- ネジ穴による雨漏りリスクを避けられる
- 工事自体も短時間で完了する
といったメリットがあります。
実際、「ネジ止めNG」と言われた管理会社に対して、既存配管を利用する案を提示したことで許可が出たケースもあります。
NURO光の現地調査スタッフに「ネジを使わない方法で工事できるか」を相談してみましょう。
【対処法②】共用部分を使わず、部屋内完結の配線を提案する
管理会社が拒否する一因として、「共用部分にケーブルを通すこと」への懸念があります。
共用部は全入居者の共有財産であるため、管理組合の承諾が必要になるケースが多いんです。
この場合、共用部を一切使わず、部屋の中だけで完結する配線を提案することで、承認を得られる可能性があります。
例えば、
- 室内のモジュラージャック(電話線口)を経由して接続
- ベランダ側からエアコンダクト(冷媒管の通り道)を利用
- 室内の配線モールでケーブルをまとめる
といった工夫をすれば、共有スペースを一切触らずに工事が可能です。
こうした方法なら、「他の住人に影響がない」ことを示せるため、管理会社が安心して許可を出すケースもあります。
【対処法③】NURO光の工事担当者に同行してもらい、説明してもらう
管理会社やオーナーが工事を拒む理由の多くは、「工事内容がよくわからない」という情報不足による不安です。
そこで、NURO光の工事担当者やサポートスタッフに同行してもらい、直接説明してもらうのが非常に効果的。
プロが実際の工事手順や使用する道具、外観への影響について説明することで、管理会社が誤解していた部分が解消され、「それなら問題ないですね」と承認されるケースが多くあります。
同行時には、以下のような資料を用意してもらうとよりスムーズです。
- 施工イメージ写真
- 使用する工具や固定部材の例
- 壁に穴を開けない代替方法の説明書
NURO光のサポートに依頼すれば、このような管理会社向け説明資料を作ってもらえることもあります。
実際、「一度は断られたけど、専門スタッフが説明したら許可が下りた」という事例も存在します。
一度は断られたが、二度目で認められたケースも
「最初は管理会社に断られたけれど、再度相談して許可が下りた」という事例も少なくありません。
例えば、次のようなケースです。
【ケース①】他の住人もNURO光を導入した実績ができたため、許可が下りた
最初の段階では、管理会社やオーナーが「初めての工事」ということで慎重になり、許可が下りにくい傾向があります。
しかし、他の入居者がNURO光を導入して問題がなかったことが分かると、心理的なハードルが一気に下がることも。
たとえば、「〇〇号室でも施工済みで、外観への影響もなく安全に使われています」と伝えることで、管理会社側も「それなら大丈夫そうだ」と判断し、許可が出たケースがあります。
このように、実績ができると一気に通りやすくなるため、同じ建物の住人がすでに導入していないかを確認してみると良いでしょう。
【ケース②】工事内容を再確認したところ、思ったより建物に影響がないと分かった
管理会社が工事を拒否する大きな理由は、「外壁に穴を開ける」「建物の外観を損なう」といったイメージがあるためです。
しかし、NURO光の工事担当者に詳しい工事説明書や写真付きの施工例を提示してもらい、実際の内容を再確認したところ、
想像よりも小規模で安全な工事だったと分かり、許可が下りた例もあります。
たとえば、
- 穴は直径わずか1cm程度で、防水処理されること
- 壁面ではなく既存の配管を利用できること
- 共用部にはほとんど手を加えないこと
こうした具体的な情報を提示することで、管理会社の不安を解消できるケースが多いです。
NURO光のサポート窓口に相談すれば、管理会社向けに工事説明資料を用意してもらうことも可能です。
【ケース③】別ルート(共用部の既設管など)を使う提案で納得してもらえた
建物によっては、すでに電気や電話線、他社光回線の既設配管(共用管路)が存在する場合があります。
NURO光の施工担当者が現地調査で「この管を流用すれば、外壁に穴を開けずに済む」と提案できれば、工事の内容を大幅に簡略化でき、管理会社の理解が得られる可能性が高まります。
実際に、
- 共用部の電線管を流用して屋内まで引き込み
- ベランダやエアコンダクトを経由して配線
など、代替ルートを柔軟に検討することで許可が得られた事例があります。
これらのケースのように、「無理です」と言われるままで終わらせず、施工ルートや工法を工夫する提案をすることで、管理会社との合意に至るケースもあります。
どうしても管理会社の許可が下りない場合の選択肢
それでも工事が認められない場合は、別の手段を検討しましょう。
【手段①】NURO光 for マンションが導入済みなら、そのタイプを契約できる可能性あり
もしあなたの住んでいる建物がすでに「NURO光 for マンション」に対応している場合、そもそも工事の必要がありません。
このタイプは、建物内に共用のNURO光設備が設置されており、各部屋まではLAN配線などで接続される仕組みです。
つまり、そもそも工事自体が不要です。
自分の建物が対応しているかどうかは、NURO光の公式サイトやカスタマーサポートに住所を伝えることで簡単に確認できます。
対応したマンションを探して引っ越しするのもひとつの手段です。
【手段②】他社の光回線(NTT系やau系)なら許可が出る場合も
同じ「光回線」でも、事業者によって工事内容が異なるため、NURO光ではNGでも、他社の回線ならOKが出ることがあります。
特にNTTフレッツ光系(ドコモ光やOCN光など)は、既存の光ファイバー配管を流用できる場合が多く、建物への影響が少ないため、管理会社が許可を出しやすい傾向にあります。
また、auひかりなども独自設備を持っているため、配線ルートや工事方法が異なり、結果的に許可が下りるケースもあります。
複数の業者に見積もりや工事可否を問い合わせることで、自分の建物に最適な回線を見つけられる可能性もあるので
建物の事情で難しいときは、代替サービスを使うのも手です。
まとめ
管理会社にNURO光の工事を認められない場合でも、すぐに諦めるのはおすすめしません。
積極的に打開策を検討することで、最終的にNURO光の開通が不可能だったとしても、自分が納得できる落としどころは見つけられるはず。
頭をやわらかくして、光回線の開通について検討しましょう!
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また次の記事でお会いしましょう!
