
NURO光を使っていると、通信が不安定になったり速度が急に落ちたりして、「ONU(光回線終端装置)」の不具合が疑わしいケースがあります。
しかし、サポートに連絡しても「交換対象外です」と言われてしまうことも。
この記事では、NURO光でONUを交換してもらえない場合の対処法を、分かりやすく解説します。
タップできる目次
NURO光でONUを交換してくれない理由
NURO光のONU交換は、あくまで「故障や初期不良など明確な異常が確認された場合」にのみ限られます。
サポートが交換を渋る理由は、以下のようなケースが多いです。
- 通信ができているため、ハード的な故障と判断されない
- ONUの発熱や動作音などが「仕様の範囲」とみなされる
- 速度低下の原因が回線やWi-Fi、PC側の可能性もある
- 利用期間が長くても「寿命による交換」制度がない
つまり、「体感的に遅い」「ときどき切れる」といった症状だけでは、交換対象にならないことが多いのです。
ONUの交換をお願いする前に確認しておくべきポイント
ONUの不具合だと思っていても、実際は別の原因が多くあります。
交換をお願いする前に、以下の点をチェックしておきましょう。
- LANケーブルが古い(CAT5など) → 推奨はCAT6e
- ONUの再起動を試したか
- Wi-Fi接続ではなく有線で速度を測定してみたか
- 夜間だけ遅いなど、時間帯に依存するか
もしこれらを確認しても改善しない場合、
その結果を添えてNUROサポートに伝えることで、交換判断がスムーズになる場合があります。
交換判断が決まったあとの「返送対応」と注意点
NURO光のサポートとのやりとりで「ONUの不具合かどうかを確認したいので一度返送してください」と案内されることがあります。
この場合、ONUを返送している間、一時ネットが一切使えない期間が発生します。
仕事や在宅勤務でNURO光を利用している人にとっては、これは致命的なダウンタイムになりかねませんよね。
できるだけ返送は避けたいもの。
その場合、NURO光では遠隔サポートという手段もあるので遠隔対応ができないかを確認してみましょう。
ONUの不具合は遠隔サポートで診断できる場合もある
ONUの返送をせず、遠隔サポートで状況を診断してもらえるケースがあります。
NURO光の技術サポートチームが、ユーザーの同意を得てONUの稼働状態や通信ログを確認することで、現物を送らずに不具合を特定するというサービスです。
遠隔サポートでできること
- ONUのログ解析(再起動履歴やエラー頻度など)
- ファームウェアのバージョン確認とリモート更新
- 回線側の信号強度やパケットロス率の確認
- 電波干渉の可能性チェック(Wi-Fi利用時)
どうしてもONUの返送が必要となった場合の注意点
OMUを返送すると、当然ながらネットを使えない期間が発生します。
この期間が長引く場合、損害賠償(補償)が認められる可能性があります。
当該規約をかんたんに言うと、NURO光側の理由で、NURO光サービス利用ができない状態が24時間以上続いた場合に、損害賠償請求に応じる、という内容。
実際の損害賠償を求める際は、チャットやメールのやりとりを記録し、
「NURO側の指示でネットが使えなかった」ことを証明できる資料を残しておくとよいでしょう。
具体的な賠償金額の例
賠償金額については、NURO サービスの月額の利用料金(基本料金または固定料金)の 30 分の 1 を乗じて算出した額を賠償額の限度となっています。
たとえば、NURO光(戸建タイプ/G2Tプラン)の標準月額料金は5,200円(税込)の場合。
5,200円 ÷ 30 = 173.333…円
小数点以下を四捨五入すると、1日あたりの損害賠償上限額は約173円(税込)となります。
まとめ
NURO光でONUを交換してもらえない場合の大半は、
- 交換基準に満たない
- 別要因の可能性が高い
ということ。
それ以外は、ONUに起因するケースが高いため、、客観的な証拠(事実ベースでの確認)を添えて
粘り強く相談すれば、ほとんどの場合、交換に至るはず。
交換が決定した場合は、ネットを使えない期間や金銭的リスクを最小限に抑えるのもお忘れなく。
あきらめずに、サポートと誠実にやりとりをしていきましょう。
↑↑ この記事が参考になった!という方も参考にならなかった方も、ぜひいいねボタンを押して評価をお願いします。
また次の記事でお会いしましょう!
